業務用食品容器とあわせて使う鮮度保持剤とは

業務用食品容器は衛生的に使用できる資材ですが、品質を長時間維持するためには副資材を活用するとともに適切な密封を行うことが重要です。製造から消費までの間隔が短く加熱調理が行われる料理は衛生的な製造と適切な温度管理によって品質を維持することが可能ですが、冷蔵保管されるケーキや生鮮食品の場合は温度変化による品質の劣化の危険があり、消費や調理が当日中の場合も保冷剤を添付することが多いです。さらに、製造から消費までの間隔が長くなりがちな焼き菓子の場合は鮮度保持剤が欠かせません。鮮度保持剤は生菓子に添付する保冷剤に似ていますが、食品と共に封入するものなので適切な業務用食品容器を使用する必要があります。

焼き菓子の販売に使用する業務用食品容器はOPP製の袋やプラスチック製の容器が多く、これらはヒートシーラーなどで簡単に密封することができるので、食品を湿度から守る乾燥材の利用は簡単です。また、水分量の多い焼き菓子の乾燥や雑菌の繁殖を抑えるエタノール製剤も密封環境で効果を発揮します。しかし、乾燥や雑菌の繁殖を抑えても酸素による影響があるので、それを防ぐためには脱酸素剤が欠かせません。脱酸素剤を利用する場合は外気を完全に遮断できるガス袋を使用し、密封しなければ効果が発揮されないため、業務用食品容器の選択には注意が必要です。

鮮度保持剤は適切な業務用食品容器の選択と、正しい密封を行うことで本来の効果を発揮します。

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