洋菓子はショートケーキのように冷蔵状態で販売される長期保存に向かない生菓子と、パウンドケーキのように安定した室温環境で一定期間保存できる焼き菓子に分かれています。それぞれに使用する業務用食品容器は製造から販売までに必要とされる性能を満たしたものなので選択は容易といえますが、販売方法によって必要な資材が異なります。例えばカットケーキを販売する場合、ショーケースから直接販売するのであれば多くは紙製のケーキボックスと保冷剤を使用することになりますが、消費者が自由に手にとって選択するスタイルの場合はフードパックが必要です。ケーキ向けのフードパックはカットケーキに適したもの、四角いケーキに適したものなどバリエーションがあり、窓付きの紙製ボックスを使用するのもひとつの方法です。
洋菓子の中でも焼き菓子を販売する時には、販売から消費までの期間を考えた業務用食品容器の選択が求められます。テイクアウトのドーナツやパンケーキのように、購入から消費までが早く消費期限が当日の商品であれば紙製のボックスやフードパックを利用することができますが、焼きドーナツやパウンドケーキなどは鮮度維持ができる食品容器を用いなければなりません。業務用食品容器の専門店や製菓用品店ならガス袋や品質保持剤が利用できる容器が定番商品の店舗も多いので、大きさやデザインから必要な商品を選択することが可能で、ラッピング用品もそろえることができます。